学生諸君!お金がなくても留学には行ける~トビタテ!留学ジャパン~

2020年、いよいよ東京オリンピックが開催されます。
おそらく、今後は英語を使う仕事や海外旅行者がますます増え、英語が必要とされる頻度が増えてくるのは確実でしょう。
そんな中、できることなら海外留学をしたいと思っている高校生や大学生も多いのではないでしょうか。
憧れの海外留学、でも現実は踏み切れない。
その理由とはいったい何なのでしょうか?

「留学に行けない」理由の第一位は?

以下のグラフは、東京外語大学の学生に対して行ったアンケート結果です。

実に35%、3人に1人の学生が経済的な理由で留学をあきらめています。
それでは、このような経済的な理由がある場合は留学をあきらめないといけないのでしょうか?
いいえ、それを解決できる方法があるのです!

経済的な理由で留学はあきらめるな!「トビタテ!留学JAPAN」

グローバル化が進む現代社会において、グローバル人材の育成は国家の課題になっています。
そこで、意欲と能力のある若者が、海外留学へ踏み出せることを目的として、文部科学省が発起人となり、2014年に留学促進プログラム「トビタテ!留学JAPAN」がスタートしました。

「トビタテ!留学JAPAN」は官民一体となって留学を支援するプログラムで、プログラム参加者は返金不要の海外留学奨学金がもらえます。東京オリンピックが行われる2020年までの7年間で約1万人の高校生、大学生を派遣留学生として海外へ送り出す計画です。

学生向けのプログラムのため、対象は高校生~大学生です。(年齢制限は30歳以下)

具体的には、下記の3つのコースがあります。
① 大学生等コース
② 高校生コース
③ 地域人材コース

コースにより応募条件や内容が異なりますので、各コースの詳細は以下ホームページよりご確認ください。

・トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム
http://www.tobitate.mext.go.jp/program/index.html

しかし、選考はそんなに甘くない!留学生として選ばれるためには?

留学費用も国や企業が負担してくれるのであれば、留学してみたいと思う人はたくさんいると思いますが、希望者全員が行けるほど甘くはありません。

募集される期にもよりますが、平均倍率はおよそ3倍です。

なかなかの狭き門となっています。

しかし、選考に受かるためには大切なポイントがあります。
そこを理解しているだけで、合格率は軒並み上がるでしょう。

そのポイントは何だと思いますか?
実は、意外とシンプルで、この「トビタテ!留学JAPAN」の狙いを理解して、意図に沿った留学計画書を提出することなのです。

日本の政府としては、次代を担うグローバル人材を育成したいため、日本の良さを海外へ伝え、海外の魅力を日本へ伝えることができる人に支援したいと思っているのです。
そうすることで、帰国後の留学生からの影響で、「もっと海外で学びたい!」と思う人が増えてくる、それが大きな目的のひとつだからです。

そのため、留学計画書には、留学への熱意や海外で自分が伝えたい日本のこと、帰国後に日本でどの様に海外の魅力を伝えていきたいのかを的確に盛りこんでいかなければなりません。
ただ「留学へ行きたい!」では審査が通ることはまずありません。
どうしても通りたいと思うのなら、自分の好きなことや特技などを思い返してみて、それをどう海外で活かしたいかを熟考してください。

過去に通過した例では、テーマパークが好きで、ロスの本家ディズニーランドで家族サービズの意識調査を行いたいという人や、建築物が好きで、イギリスの建築物を自分なりにレポートにまとめて、帰国後に建築系の大学で提出する、というものだったり、自分の個性をうまく活かしたものが大半です。

また、長期留学の場合は、現地の大学や専門学校に入れる程度の英語力は必要です。
英語を学びに学校へ行くのではなく、そこで英語以外の何を学びたいかということを求められます。

応募期間終了の2020年までは、あと1年以上あります。
費用をかけずに留学できる期間限定のチャンスです。
もし、経済的な理由で留学をあきらめていた人は、是非このトビタテにチャレンジしてみませんか?