年齢が18歳以上30歳以下であれば、ほぼ無条件で海外で働くことができ、1年間滞在できるワーキングホリデー。
そのワーキングホリデーのなかでも人気があるのがカナダです。
今回は、カナダのワーキングホリデーの魅力とビザを取得するための情報をお伝えいたします。
【魅力①】ワーキングホリデー主要国で唯一アメリカ英語の国
ワーキングホリデーで人気のある英語圏の国トップ5はオーストラリア、ニュージーランド、イギリス、アイルランド、そしてカナダです。
私達が中学生から学んできた英語はアメリカ英語ですが、ワーキングホリデー英語圏上位5ヶ国で唯一アメリカ英語を学べるのがカナダなのです。
アメリカ英語とイギリス英語は日本で言えば関西弁と関東弁の様なもので、どちらが正しいというものありませんが、元々勉強してきたアメリカ英語の方が抵抗感がないのではないでしょうか。
【魅力②】綺麗な発音と英語学習に適した教育環境
カナダでよく言われるのが「英語の発音が良くて聞きやすい。」ということです。
発音の綺麗さから、アメリカのアナウンサーはカナダ出身者が多いと言われています。
では、なぜカナダの英語は発音が綺麗なのでしょうか?
諸説ありますが、カナダはもともとイギリスの植民地だった歴史があり、かつ隣国がアメリカということから、どちらの国の人にも聞きやすい英語が発達してきたと言われています。
また、カナダは英語を学ぶための語学学校も他国より多く、質が高くてユニークな学校が多いと言われています。
世界70ヶ国以上から留学生が集まって、1,500名以上の生徒数を誇る超大規模校や、日本語を話しているのが見つかったら停学になる学校、また、50名前後のアットホームさが売りのこじんまりとした学校など様々です。
【魅力③】美しい2大都市 バンクーバーとトロント
カナダを代表する人気のある2大都市、バンクーバーとトロントは、それぞれ魅力的な特長があります。
≪カナダの留学都市人気ナンバー1 バンクーバー≫
都会と自然が融合した都市で、世界の住みやすい都市トップ10常連都市です。
都市の周りを流れる暖流の影響で比較的温暖で、冬も大雪は降りません。
治安も良く、仕事も探しやすいところからカナダの渡航先で最も人気のある都市です。
また、アジア人の割合が非常に高いので、日本人も住みやすいと言われています。
≪カナダ最大の都市 トロント≫
バンクーバーを福岡や横浜に例えるならば、トロントは東京にあたります。
都市の周りは寒流が流れているので、冬は極寒でマイナス20度を下回る日もあるくらいです。
しかし、バンクーバーと比較すると日本人やアジア人は少なくなります。
また都心部が好きな人はニューヨークも近いため、カナダ最大の都市にいながら、アメリカ最大の都市にも遊びに行けます。
カナダワーキングホリデーは早く動いた方が有利!
このように、非常に魅力的なカナダですが、いつでもビザがとれるというわけではありません。
カナダワーキングホリデーは例年ビザ発給人数が決まっており、ここ数年は6,500名限定が続いています。
以前は先着制だったカナダワーキングホリデーですが、現在は抽選制度になっています。
カナダワーキングホリデービザを取得希望する場合は、カナダ大使館のホームページからプールリスト(待機リスト)へ登録します。
ビザ抽選は何回かに分けて行われ、その抽選日は全くの未定です。
抽選日の5日前に大使館ホームページにアットランダムに公示されます。
プールリストへ登録しておけば、ビザ抽選日がきたら自動的に抽選に参加となります。
そして、抽選に落ちたとしても次の抽選に自動的に参加できます。
つまり、早ければ早いほどビザ取得の確率が高くなるのです。
ビザの有効期限は取得から1年ですので、1年以内にカナダへワーキングホリデーで入国するつもりであれば、プールリストへは1日も早く登録しておくことをおすすめします。
申請~ビザ受理までの流れ
何はともあれプールリストに登録をしなければ始まりません。
・プールリスト登録方法
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/work-canada/iec/pools.html
・アカウント作成(プールリスト登録)
https://www.canada.ca/en/immigration-refugees-citizenship/services/application/account.html#create
・ビザ申請状況確認(残数や抽選日など)
http://www.cic.gc.ca/english/work/iec/selections.asp?country=jp&cat=wh
※カナダ大使館ホームページより
①プールリスト登録・・・抽選を待つ
②当選レターが届く・・・10日以内に承諾する
③ビザ本申請をする・・・20日以内に完了する
④ビザ受理・・・ビザ申請から1週間以内~最長8週間
本申請に入ると英語の質問への返答や英文履歴書の作成、添付などが必要になり、英語やパソコンが極端に苦手な人は苦労します。
申請の方法を間違うと、最悪却下となりますので、もし自信がない様であれば、留学エージェントに申請を依頼した方が良いでしょう。
おおよそ5,000円~30,000円くらいでサポートしてもらえるところが多いです。