【フランス語留学】ニューカレドニアとカナダを徹底比較

フランス語は、世界で約2.7億人以上の人が母語・第二言語として話している言葉です。さらに言語を習得している人数を合わせると、4億人近くの人が話しているとされています。

つまりフランス語を習得していることは、グローバル社会で大きな武器になるのです。

しかし本場フランスへ語学留学するのはハードルが高そう、と思う人も多いでしょう。

そこで今回は、フランス以外でフランス語が学べる留学先、ニューカレドニアとカナダを比較しながら紹介します。

ニューカレドニアにフランス語留学

ニューカレドニアってどんな国?

南太平洋に浮かぶ島々、ニューカレドニア。「天国にいちばん近い島」というキャッチフレーズでも有名です。バカンスやハネムーンで訪れる人が多いイメージですが、実は留学先としても密かに注目されている所なのです。

ニューカレドニアの正式名称は「フランス領ニューカレドニア」です。つまりフランスの領土であるため、公用語もフランス語!ここにはフランス語を習得するため留学してくる人が多いのです。

日本から約9時間で到着し、時差も2時間と短いニューカレドニア。欧米に比べて留学のハードルが下がりますね。

しかし季節は日本とまったく逆。2月が真夏で、7月が涼しい時期となるので服装には注意が必要です。

3ヶ月以内ならビザ必要なし

ニューカレドニアは、90日以内の滞在であればビザの取得は必要ありません。パスポートの有効期限は余裕をみて入国しましょう。

魅力的な自然と歴史

ニューカレドニアはダイビングやシュノーケリングなど、海のレジャーが充実しています。世界第二位を誇る世界遺産のラグーンには、日本では見られない魚やサンゴ、生きた化石などが生息しているのです。しかし紫外線が日本の4倍とも言われています。紫外線対策には十分注意しましょう。

また、ラグーンについて知ることができる水族館や、博物館、植物園など室内の見所も多いです。特に、ヌメア博物館では先住民メラネシア人の文化やカナック芸術に触れられます。フランス領としてではない、ニューカレドニアの歴史も感じてみてください。

費用はどのくらい?

ニューカレドニアは観光地としても人気なため物価は日本より高めです。特に外食をすると1食3,000円ほどかかってしまうこともあります。チップ制度はないのでそこは心配ありませんが、ほとんどの商品やサービスに消費税はかかります。

ニューカレドニアの語学学校は2校あります。「クレイパック」と「ヴォルテール学院」です。クレイパックの方が歴史があります。ヴォルテールは首都ヌメア中心地にある小規模でアットホームな学校です。

日本ニューカレドニア(ヌメア国際空港)までの往復航空券は、約8万~10万円です。シーズンによって変動があります。東京(成田)と大阪から直行便が出ているのも嬉しいですね。

カナダにフランス語留学

カナダってどんな国?

北米に位置するカナダは、世界で二番目に広い国土を持つ国です。そのため地域によって気候に大きな差があります。

カナダといえば、標準的な英語が話されていることから英語留学する人が多いですが、国の公用語は英語とフランス語の二言語です。

特にフランス語を話す人口が多いのは、ケベック州とニューブランズウィック州です。ケベック州の中心モントリオールは、フランス語を母語として話す人が6割に達していると言われています。それと同時に、英語も話せるという人がほとんどなのです。ちなみにモントリオールは、シルクドソレイユ発祥の地でもあります。

カナダ滞在のビザは

カナダに留学する際は、就学期間が半年以内の場合は「eTA(電子渡航認証)」の取得が必要になります。ただ、学生ビザではないため学べる学校に制限があり、就労もできません。プログラム内にインターンシップなど就労がある場合は、学生ビザが必要になるのです。

また半年以上の留学になる場合は、学生ビザを取得しましょう。

標準的な英語にも触れられる

カナダといえば、英語留学を考える人が多いイメージです。その理由のひとつは、癖のない標準的な英語が話されているからです。連邦政府で働くためには英語とフランス語のバイリンガルでなければならないと言われています。

この二言語が話せたら確かにグローバルで通用する手段になるでしょう。両言語の取得を目的として、長期留学するのも良いかもしれません。

留学費用はどのくらい?

カナダへの渡航は、片道約10〜20万円程度かかります。早めの予約やハイシーズンを割けた渡航で少しでも金額を抑えることはできます。

カナダ留学は、渡航費を含めて1ヶ月で約40万円、3ヶ月で100万円、6ヶ月で180万円程となりますが留学場所やプログラム、滞在方法などによって大差がでてきます。

まとめ

いかがでしたか?同じフランス語留学でも、ニューカレドニアとカナダでは環境も費用も大きく違います。もちろん本場フランス留学も捨てがたい選択肢です。どの国のどんなプランが自分に合っているのか、事前にいろいろと情報収集をして充実した留学体験を叶えてくださいね。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする