デンマーク留学の費用と事前に知っておきたい4つのこと

ヨーロッパ諸国の中でも、デンマークは特に人気がある留学先のひとつです。そこで今回は、デンマークの魅力と共に、気になる費用について紹介します。

デンマークは、世界幸福度ランキングにおいて第1位を獲得したことがある国として有名です。それは、福祉の充実化が積極的に進められていることに起因しています。そんなデンマークは国民1人1人の収入と生活の安定化が図られている一方で、物価が比較的高いという特徴があります。滞在費用がかさみやすいため、留学に必要な資金を事前に把握しておくことが望ましいです。それでは、留学の形態ごとに費用を確認してみましょう。

ワーキングホリデーでデンマークを訪れた場合

先ず、デンマークのワーキングホリデーの魅力と費用を解説します。

ワーキングホリデーの制度を活用してデンマークに滞在した場合、アルバイトの給料の高さに驚くでしょう。デンマークの最低賃金は、日本円に換算すると約1800円です。しかし、物価が高めのため、アルバイトに励んだとしても、外食の頻度を増やしただけで生活が窮屈になります。通常、ランチの時間帯にレストランで食事したら、日本円で約1600円もかかります。出来る限り自炊し、節約を心がけましょう。

尚、約1年間デンマークで生活した時の滞在費は約120万円、生活費は約72万円です。

約3ヶ月間、語学学校に通う際には、約45万円を準備しておかなければなりません。

これらの費用にビザ申請料・保険・航空チケットの代金を合算すると、約280万円になります。しかし、1ヶ月に100時間程度、6ヶ月間アルバイトをしていれば、約108万円を補填できますね。アルバイトを根気強く続けられる精神力と体力がある方は、150万円~180万円程度を目標金額に設定し、貯蓄しましょう。

因みに、住居探しの手間を省くためには、フォルケホイスコーレ(全寮制の成人教育機関)が有用です。フォルケホイスコーレは、デンマーク発祥の教育機関です。寄宿舎から学校に通い、特色豊かなカリキュラムを体験できる環境が整えられています。

語学留学した時の費用を知ろう

デンマークでは、母国語であるデンマーク語だけでなく、英語も使われています。留学している最中は、日常生活を送る中で自然と2つの言語を耳にし、無理なく学べるでしょう。

1ヶ月間の短期留学の場合、滞在費・生活費・授業料がトータルで40万円~60万円程度です。3ヶ月間で80万円~120万円程度、半年間で150万円~200万円程度かかります。

滞在する期間の長さに伴って資金がかさむものの、そのぶんデンマーク語を集中して学び、コミュニケーション能力の向上を図れます。

渡航前には、前述の費用と共に、航空チケットと保険の代金も忘れずに準備しておきましょう。留学のスケジュールが決まった時点で速やかに格安航空会社の航空便を予約すれば、チケットをリーズナブルな価格帯で入手できます。

社会人留学を検討している方々は要チェック

社会人留学を通じて、デンマークの文化を体験できると共に、キャリア形成を図れます。一定期間ビジネスマンとして勤続してきた社会人は、資金面に余裕があるでしょう。選択肢を広げやすく、貴重な経験を積むチャンスが得られるのではないでしょうか。

デンマークへの社会人留学が人生の分岐点となる可能性も高いため、熟考してプランを立てるとよいでしょう。しっかりと費用面について確認しておくこともお忘れなく。

生活費・滞在費・授業料を合算した費用は、目的によって異なります。約1週間の短期留学は10万円~40万円程度、1年間の長期留学は200万円~400万円程度かかります。1年間ただ滞在するだけでなく、教育機関に通って専門的な知識や技術を身に付けるなら、200万円~500万円程度の資金が必要になりますよ。社会人留学に興味がある方々は、目的を明確にし、貯めるべき目標金額を設定しましょう。

最後に:デンマークでの留学を後悔しないために

デンマークは、北欧ならではの美しい街並みが形成されており、見所が盛り沢山です。古来の伝統や文化を肌身で感じられるスポットも少なくありません。しかし、留学の目的に応じて十分に資金を貯めておかなければ、滞在を満喫することが難しいのも確かです。事前にデンマークの物価、留学費用の目安を調べ、頭に入れておきましょう。

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