渡航費
まずは渡航費を節約するポイントです。目的地が同じでも、シーズンによって費用は変わってきます。当たり前ですが、ゴールデンウィークなどの連休のタイミングや、年末年始、春休み・夏休みシーズンは需要が増え、渡航費も高くなります。できる限りオフシーズンを狙い、1〜3月前半、ゴールデンウィークを除外した4〜6月頃に渡航することが節約の近道です。
さらに比較サイトをかしこく利用して少しでもお得なチケットを探してみましょう。安ければ7万~10万円内に渡航費をおさえることができます。
また、マイルに還元できるクレジットカードで普段の支払いをしておくと、自動的にマイルを貯めておくことができます。貯まったマイルは無料航空券に交換できるので、留学を見据えて今使っているクレジットカードを見直しておくこともおすすめします。
学費
学費を抑えたいなら、都会よりも田舎にある大学を検討してみましょう。都心の大学は、学費が高いだけでなく、居住費も高くなりますので事前に心得ておきましょう。田舎の大学で寮生活やシェアハウスをすることが、留学費用を抑える大きなポイントと言えます。
居住費
学生寮
通学する大学に寮がある場合は寮を選択してみてはどうでしょうか。敷地内にある寮は治安面でも比較的安全で、学業にも集中しやすい環境です。通学の交通費がかからないのも嬉しいですよね。都会の学校の場合はキャパシティの問題で入寮できない場合もあるかもしれませんが、田舎の学校の場合は入りやすいと思います。寮費は月額5万~15万円程度で大都会の方が高くなります。
まわりも勉学に励む学生ばかりなので、良い刺激をもらえるかもしれません。
ホームステイ
安い地域だと朝・夕の食事込みで月8万くらいからホームステイができます。都会の方に行けば行くほど高くなり、おおよそ10万~12万ほどかかると言われています。
ホームステイはホストファミリーとうまく英語でコミュニケーションが取れるか、他人の家族の生活に溶け込めるかなど不安な点も多いですが、生身のアメリカ文化を体験できる貴重なプランです。最安の選択ではないですが、文化を知るための勉強だと思えば高くないのかもしれません。
アパートをシェアする
アメリカは日本と異なり、一人暮らし向けの安い物件はほとんどありません。アパートをシェアして暮らす人が多いです。地域によって相場は異なりますが、2人でシェアすれば月5万~10万円程で住めて、寮やホームステイよりもプライベートを保てます。人数が増える程一人分の家賃は安くなり、節約につながります。
ただ、手続きや治安状況などは渡米してすぐ分かるものではありませんから、最初は寮やホームステイにして、信頼できる友達ができたらシェアハウスを考えた方が無難です。
学費
これは、日本でも同じことですが自炊が一番節約につながるでしょう。外食続きだとすぐにお金がなくなっていきます。外食した際はチップを渡すことも考えると日本よりかなり割高なのです。
日本にいるうちから簡単な自炊を覚えておき、現地ではスーパーで食材を買って自炊すれば節約になります。アメリカのスーパーは何でも大きいサイズ、量で売っているのでまとめ買いをすると安く済みますし、価格は日本と同じくらいか少し安価な場合もあるので、日本にいるうちから簡単な自炊を覚えておくと良いでしょう。
まとめ
アメリカ留学の節約術を、「渡航費」「学費」「居住費」「食費」に分けてご紹介しました。
長期滞在だと約350万円以上の費用がかかるアメリカ留学。だからこそ小さな節約を積み重ねて無駄な出費を減らしたいですよね。でも、安さばかりを追求しすぎると治安の悪い地域に偏るため見極めが必要です。不自然に学費の安い学校や、家賃の安い地域には注意をしましょう。事前にインターネットで調べたり、留学経験のある人たちに意見を求めたりしょう。
今の時代は、blogなどのSNSで同じ日本人が留学の様子を公開していることもあります。参考の一つとして活用するのも良いと思います。
そして、語学習得が目的なのか、様々な文化に触れることが目的なのか、世界中に友達を作ることが目的なのか、自分の目的を見つめ直して、お金をかけるところと節約するところを見極めてみてください。