マレーシアで絶対やってはいけないこと5選

クアラルンプール

マレーシアでの宗教によるルール

マレーシアはイスラム教です。宗教によってそれぞれにルールがあり、イスラム教という宗教の中にも絶対にやってはいけないことがあります。イスラム教には豚肉を食べることが固く禁じられています。一度でも豚肉を調理した鍋や食器、フォークなどは洗ってキレイにしても不浄のものと扱われます。スーパーマーケットでもイスラム教の信者が食べて良い食品にはハラルという認定が付いているもので、それ以外の食品はノンハラルとして販売されており、陳列するコーナーやレジも別です。ハラルはイスラム法で許可された項目で、イスラム法で食べることが許されている食材や料理を指しており、日本ではハラルと書くことが多いです。絶対に口にすることができない禁止されている物はハラームと言って、やってはならないものという意味があります。
マレーシアに滞在してイスラム教徒のマレー人を食事に招待する機会がある場合や、レストランに行く場合には、ハラルであることを確認する必要があります。マレーシアは異なる宗教が共存している多民族国家です。ベジタリアン以外で共通に食べることができるのは、鶏肉と羊肉です。またイスラム教ではお酒が禁止されており、イスラム教徒は毎年イスラム暦に従い約1ヵ月間は日の出から日没まで飲食や喫煙を絶ちます。この期間にイスラム教徒を食事に招待する場合には時間に注意が必要です。

薬物・麻薬

ドラッグ
マレーシアでも薬物や麻薬に対する規制は非常に厳しいもので、外国人に対しても例外はありません。マレーシアの危険薬物法では、麻薬など危険薬物の違法売買は死刑です。所持については最高で無期懲役の重刑となります。大麻であれば200g以上、ヘロインであれば15g以上など一定量以上の薬物を所持していた場合には、違法売買の目的があるとみなされて死刑となる場合もあります。マレーシア人だけではなく、麻薬関係違反者は、外国人であっても厳しく処罰されるため、旅行でマレーシアに遊びにいくような外国人旅行者であったら、少しぐらいであれば許されるだろうというような甘い考えを持つことは絶対にしてはいけない事です。そのためにも出国する際に知らない人から小包を持っていって欲しいなどの依頼を受けた場合などは絶対に拒否をします。またヒッチハイクで乗った車に麻薬を積んでいる可能性もあるのでヒッチハイクも注意が必要です。

右手の使い方

マレーシアで右手はNG
マレーシアでマレー系やインド系の人は右手でご飯を食べます。レストランによってはスプーンやフォークなどが初めから出てこない場合もあります。手を使って食事をする際には右手を使って食べます。左利きであっても必ず右手で食べます。
イスラム教では左手は不浄なものとされているので、左手を使うことは絶対にしないようにします。そのため物を受け取る時にも右手を使うようにします。マレーシアのご飯はパラパラしており、汁気のあるものや脂っこいものを手で混ぜてご飯をつけて食べます。レストランなどでは大抵手を洗う場所があり、観光客であれば食事は寛容な部分があり、スプーンやフォークを使っても大丈夫です。ただし、マレーシアのイスラム教徒と一緒に食事をしたり、イスラム教徒の前では意識して右手を使う事は忘れないようにします。

肌の露出

マレーシアは肌の露出はNG
マレーシアでは肌の露出にも注意が必要です。特にイスラム教では女性は肌を露出してはいけないという決まりがあり、長袖やロングスカートです。イスラム教の女性の方を考えるとマレーシアに旅行に行く際に悩んでしまいますが、観光客の服装に関しては寛容ではあるため短パンやTシャツ、サンダルでもかまわないですがイスラム教寺院を訪れる際には肌を露出した服装は絶対にしてはいけません。肌の露出が高い服装の場合には上に羽織るものを準備します。
寺院やモスクに入ったらサングラスや帽子はとります。マレーシアは南国なので半袖や半ズボンという恰好になりますが、場所によってはスマートカジュアルというドレスコードがある場所もあります。襟付きのシャツやロングパンツ、シューズというのが男性の基本のスタイルで女性はどのような服装でもかまいません。

マレーシアで楽しむためのまとめ

マレーシアで楽しむためのまとめ
マレーシアは多民族国家で、イスラム教徒以外にもヒンズー教徒や仏教徒など様々な宗教の人がいます。その中でもイスラム教には、豚肉を食べずお酒も飲まないという宗教上のルールがあります。マレーシアを訪れる際には、自分とは異なる宗教であっても、その国や宗教のルールを守る必要があります。食事をする際には右手を使ったり、寺院など入る際には絶対に肌の露出を避けるなど事前に知っておくことで対処できることばかりです。食事や服装などは特別な場合以外は観光客に寛容な部分もありますが、麻薬や薬物に関しては外国人であっても重罪は免れません。死刑になってしまう可能性もあるので、マレーシアでは薬物や麻薬は絶対にやっていはいけないこととして覚えておく必要はあります。

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